minmax分布

$X_1, \cdots, X_n$ を独立な確率変数とするとき,
$\min\{X_1, \cdots, X_n\}$, $\max\{X_1, \cdots, X_n\}$ の確率分布を求めてみます.


max分布



min 分布



どちらも独立な確率変数の変形 $P(X \le x, Y \le y) = P(X \le x)P(Y \le y)$ を使えるように変形しているのがポイントです.
いきなり確率分布を求めるのが大変なので, 累積分布を求めています.


統計検定1級には2番目に大きい値の確率分布を求める問題が与えられていました.

【随時更新】統計検定準1級のメモ

統計検定準1級について学習したメモを残します。
時短テクニックや押さえておく事項が中心となります。


基本的事項

  • コーシー・シュワルツの不等式
  • 確率積分変換

確率分布

small-star.hatenablog.jp

  • 確率分布間の関係

  • 等差 * 等比型の級数

確率分布の推定

  • 定量のクラス
  • 有限修正

確率分布の検定

種々の分析手法

  • 質的回帰
  • ANOVA
  • 時系列解析
  • 指標
  • 因子分析
  • 回帰分析
  • 確率過程

その他周辺的事項

ガンマ関数の積分

ガンマ関数に関する積分です.
ガンマ分布の計算のほか、ワイブル分布にも現れます.

ガンマ関数の積分


導出

$t = \beta x$ とおく. $dt = \beta dx$ で積分区間が変わらないので

利用(ガンマ分布の期待値)

利用(ワイブル分布の高次モーメント)

(ガンマ関数に置き換えられるよう $t$ の指数部分を表現するところがポイントです)


このほかに t分布 の確率密度関数を導出する場面でも現れます.